こんにちは!みきです。
「自分で売る農家応援!」しているWEBデザイナーですが、全ての農家さんに売ることをお薦めしているわけではありません。それは、農業で生業を続けるために一番大事なことがあるからです。
農業は難しい
農業、農家と一括りにする人が多いですが、一括りにはできませんよね?
農業をしている方なら感じていると思います。大規模農家、小規模・年金農家、家庭菜園という規模の違い。そして、親元就農なのか新規就農なのか。これらを全て丸めて、農家と言われてますが、実情は全く違いますよね。
私はどの規模の農家さんであっても、自分で売って欲しいと感じています。
それは、別の記事でお話ししているのでそちらを読んでくださいね。
売るために大事なのは、安定的に作物が取れる農家であることです。農業って、ものすごく難しいですよね。相手は自然。100%管理はできません。病気もきます。(ちなみに私の農家時代は、竜巻で主力ハウス倒壊しました)
特に病気は一度かかってしまうと、驚くスピードで他の作物に広がります。病気にかかった畑は、数年使えない。という場合もあると思います。
種植えから収穫まで時間もかかりますし、農業はギャンブルに近い。そんな中、技術と経験で毎年安定して農作物を出荷できている農家さんは本当にすごい。そして、そんな方こそ「自分で売ってほしい」。
質の良い作物を作れるかどうか
農家から直接買いたい人が何を求めていると思いますか?
安心?(生産者がわかっている)
新鮮さ?(採りたてはやっぱり美味しい)
価格?(果樹などはあるかも)
ざっと考えて3つ出てきました。これらは、最低ラインです。そしてプラスで、質の良い作物であること。
が求められています。だってスーパーで手にする野菜はどれも虫食いもなく、形もいい。新鮮とはいかないけど、美味しく食べられる。これに消費者は慣れてしまっています。
いくら新鮮だから!安心だから!と言って、虫食いがひどい農作物や、形が歪なものを売っていては、お客さまはついてきません。安心、新鮮、適正価格で質が良い農作物こそが求められている商品であり、ここをクリアしている農家さんは自信を持って売って欲しい!
農家と消費者が考えるB品は別物
もしかしたら、あなたが売ろうとしてる農作物、消費者にとって一級品かもしれないし、B品かもしれません。売れるか、どう売るかを考えるために消費者にとってAかBかを見極めるのが大切です!
ちょっとわかりにくいと思うので解説します。
農家時代、出荷の時はA品・B品・S品に分けていました。
Aは普通
Bは傷あり
Sは小さい
そして、どうしようもないのは捨てていました。おそらくこれは、どの農家も同じかと思います。
が、消費者と農家が考えるB品は別物です。「捨てる農作物、B品をください」という方がいますが、捨てていいものは、本当にクズ。「食べるのおすすめしません」レベルです。(農作物によっては食べれるものを仕方なく捨てている場合もあると思います。供給過多の場合など)
一方、B品や訳あり商品と書かずに売った果樹に傷がありクレームになる場合もよく聞きます。これは、農家がA品と思ったのがB品だったケースですね。
売る農作物によって、そしてお客さまによってはA品か、B品かの判断基準は変わってきます。どう違うかは、農作物や売る価格帯によるので、まずは「自分の農作物が消費者にとってAなのかBなのか」を考えた上で、売るための商品設計をしましょう!
農家歴10年のWEBデザイナーです。
売るために何が必要か、ECサイト、SNSをどう使うか?などの情報を発信しています!
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