農家がECサイトで売るのが難しい理由
農家が自分で売るのが難しい理由。それはスーパーなどで簡単にしかも手頃な値段で買えるものだからです。これはこれで主婦としてはとてもありがたいです。
ネットスーパーも増え、定期的にいろんな食材を運んでくれるサービスもある。種類も満足のいく数だし、味も品質も悪くない。わざわざ、農家から直接買いたいお客様は数は少ないです。
それでも挑戦を求め、収益拡大を求めてご自身で売りたい農家さんを私は応援したい!なのでこの難しさを打開する方法をご紹介します!
独自性を出そう
にんじん、玉ねぎ、さつまいも、米。どうやって独自性出す?独自性とはあなたから買う理由です。
ブランド品種だったり、無農薬栽培であればそれだけでかなり独自性が出ますよね。でも多くの農家さんはそうではない。
私なりに考えたのは商品以外の部分に付加価値をつけ、それをその農家さんの強みにする。何度も買ってくれている人、5回購入で地元の漬物プレゼント!ドレッシングプレゼント!などです。
飲食店スタンプカードといえばわかりやすいかな?
初回ドリンクサービス!
LINE登録でソフトクリームプレゼント!
1回行けば1スタンプ。
10個溜まったらジュースプレゼント
このイメージです。
5回買ってくれたら、漬物プレゼント。
え?こんな理由で、自分のとこから買いたくなる?
はい、なります。
主婦はお得が大好き。
もしあなたが男性で奥様がいるなら、財布見せてもらってください。
きっとスタンプカードだらけです。
おまけって一体何者?
おまけとは、マーケティング用語、USP(Unique Selling Proposition)の視点の1つです。
USPとは、顧客から見た自社独自の「売り・強み」のことです。
ちょっと難しいですね。
分かりやすくするため、主語をお客さまに変えます。
USP=お客さまがあなたから農作物を買う理由です。
この話をTwitterにUPしたら
・自分の野菜が美味しいから買ってほしい
・おまけを要求されるのはちょっと
・値引きなんてしたくない
という反応が見えました。
お気持ち、分かります!
でもね、日本では野菜やお米は、スーパーや産直市、なんなら食べチョク、ポケマルで買えますよね。すごく美味しくなくても、そこそこ美味しい農作物は簡単に手に入る。自社独自の強みが美味しさである、これは他の農家さんも一緒なんです。
そこで、リピーターさんには特別におまけつけますよ!
というのが
USP=つまり、お客さまがあなたから農作物を買う理由になります。
おまけ商品の作り方
おまけの話をしたある農家さんが「おまけでプレゼントするものがない」とご相談くださいました。
作って販売しているお米は、5キロ〜30キロ。
おまけとしてプレゼントするには大きすぎますね。送料もバカになりませんし。
おまけで大事なのは、ご自分が赤字にならないこと。これは必ず死守してください!
私が農家さんにご提案したのは、
送料が低く抑えれるサイズの商品の開発
例)小分けお米セット
米農家の特徴が出ている他社商品
例)米農家が選んだ漬物セット、米農家が毎日飲んでる日本茶
米好きに刺さる商品の開発
例)米農家が作ったおもち、米粉
特に送料が抑えられるサイズの商品開発は、小さい商品=消費者が最初に購入しやすい商品にもなります。つまり書いやすい=失敗しても諦められるので、一つ作っておくことをお薦めしました。
まとめ
農家から農作物を買ってもらうための、独自性の作り方について解説しました。わからないこと、もっと突っ込んで聞きたいことがあればお気軽にコメントくださいね!
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